レビュー
Tokyo colobockle
4.0
渋谷から移転したのはポケベルが流行った頃。中野新橋の喫茶店は伝説のお店。 渋谷の道玄坂から少し入った道、台湾料理で有名な麗郷の向かい辺りにあったjazz喫茶。オープンは1970年だから53年目。 渋谷道玄坂近辺のジャズ喫茶はここジニアスと音楽館が人気だった。 1989年に中野新橋に移転。 マスターの鈴木さんは82歳で現役。 いまこのお店ではマスターの奥さんと息子さんとの家族オペ。 jazz喫茶が1番熱かった時代から続くお店。 もう都内でも数軒しかない。 なんでも古ければ偉いわけでもないが、古くから続くjazz喫茶は、jazzについてはもちろんの事、当時の空気感や町との関わりの歴史も教えてくれる価値があるのです… なーんて事いいながら、移転後初なんです。 「実は渋谷以来なんです…」 とスタッフの女性に伝えたら、伝説的マスターが席までご挨拶に来てくれた。 当時、同じ渋���のジャズ喫茶「メアリージェーン」でバイトしていた事をお伝えすると、「あんたフリージャズ好きなんだろ?実は俺も好きなんだけど、渋谷でかけるジャンルをメアリーと振り分けたんだ…」などと初めて聞くお話しも聞けて、しばらく話が盛り上がった。 当時は話すのもはばかれるマスターだ。 いや、そういえば当時は店内会話禁止だったんだ… アナログ盤片面を2枚分くらいの時間滞在した。 結局、昔と相変わらずコーヒー一杯で終わらせてしまう自分… 学生の頃から変わってないじゃないか。 「そんなお気遣いなく」とは息子さん。 そういえば、このコーヒーの味は変わってないような気がする。 息子さんが見事に継いでるから、そのうち日本で一番古いジャズ喫茶になるかもしれないな。間違いない。 老舗の二代目パターンは全国的に珍しいからね。 ランチは人気でジャズ好き嫌い関係なく界隈の方々が集まっているようだ。ランチタイムは音量も下げてる。 フードメニューはいつでも同じ値段で食べることができる。セットメニューもそう。 夜はジャズ目当てのお客さんも、少ないけどいらっしゃるらしい。 ♪ ジャズ喫茶で聴いた気になるアルバムは、ノートにメモるしか無かったあの時代。 美味しいカレーのお店の情報も、パイセンから聞いたらメモするしかなかったあの時代。 ポケベルの使い方を知り始めたあの時代。 自分だけがこんなレアなアーティストの情報を知っているんだぜえ! とかいって、自分が掘って見つけたクローズドな情報に価値を見い出していたけど、今は知った情報を皆と共有して共感するシェアの時代… …あの頃は、インターネットが生まれる時代の前夜だったかもしれないな。 このお店へのリスペクトは今も変わりない。 マスター、どうかお元気で! 1056 04510
Kazutaka Sasaki
3.0
4人テーブル席を1人専有してる人もいたが、混み具合から共有テーブル席に密集せざるをえないかった。 こじんまりとしたお店の割に、覗かないとわからない隠れスペースも多く、また空席に雑誌や新聞山積みで、初参者はどこに座るかわからず困惑。 席の構造上から仕方ないが、あまり長居することもなかった。 であればカウンター席を片付ける、わかりやすく誘導などできる努力はあると思った。 もう行くことはないが、コーヒーは普通に美味しかった。
k5
5.0
飲み会の前にちょい街ぶらしたいって言ったら教わった店。夕暮れの路地にポツンと灯りが見えて、ちょいコアなジャズ客ばかりならどうしようと思ったけど、入ったら気さくな家族経営の模様で客はほぼ満席なのもすごい。ビールを飲み交わすテーブル、仕事なのかマックブック持���込んでレコードに合わせて軽やかにキーボードに向かう客などまちまちだ。 もう高齢だからマスターは短い勤務らしくお会いできなかったが、こちらは良い雰囲気と美味しいコーヒー、気軽に雑誌とか新聞を読めたら満足な部類なので満足。コーヒーは浅いのと濃いのとブレンド2種類あるしアメリカンもあるから、ちょっと軽食とビールとかコーヒーで過ごすのも良いし、ジャズ喫茶でも会話禁止とかじゃないから気楽に行けるのが良い。この街の宝だと思う。
A S
5.0
ずっと入ってみたかったコーヒージャズ喫茶☕店内は想像通りお洒落で、常連らしいお客さんが思い思いにゆっくり過ごしている感じでした。ジャズ好きの御夫婦ですかね。家族経営っぽかったです。当日、あまり時間なく長居できなかったですが、「次回はごゆっくりいらしてくださいと」の温かいお言葉を頂きました。コーヒーも美味しかったです。
やかん
5.0
立ち寄った喫茶店。日曜日午後は地元の人たちで満員。つけ麺という文字に思わず注文。稲庭うどんに木の子と茄子の醤油味のつけ汁。七味���ピリ辛にして美味しく頂きました。